甘い香りの花が咲くクチナシの木は、生垣やシンボルツリーとして人気があります。
クチナシの木は花が魅力的なので、きれいに咲かせたいものです。
「クチナシの木の花が咲かない」
「クチナシの木の剪定方法がわからない」
花を楽しむために植えたのに、花が咲かないと悩んでいませんか?
本記事では、クチナシの木の花を咲かせる育て方や剪定方法を詳しく解説します。
また、自分で剪定するのが不安な方に、おすすめの剪定業者もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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クチナシの木の特徴
庭木として栽培されているクチナシの木は、八重咲きのオオヤエクチナシ(別名ヤエクチナシ)が多いです。
その他にも葉が丸いマルバクチナシ、低木のコクチナシなどさまざまな種類があります。
クチナシは葉が一年を通して枯れ落ちず、緑色を保つ常緑広葉樹です。
成長しても2メートルほどにしかならないため、生垣やシンボルツリーとして人気があります。
梅雨時には純白の花を咲かせ、甘い香りを放ちます。
この実は熟しても裂開しない、つまり口が開かないことから「クチナシ」と名づけられたとされています。
クチナシの花の開花時期
クチナシは初夏の6〜7月に白い花を咲かせ、甘い香りで楽しませてくれます。
咲き始めは真っ白で、咲き進むにつれクリーム色になっていきます。
花びらは傷つきやすく短命なため、切り花には向きません。
春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、秋のキンモクセイは三大香木(さんだいこうぼく)と呼ばれ、甘く強い香りが魅力の花木として有名です。
庭植えと鉢植え
クチナシの木は寒さに弱に弱いため、関東以西なら地植えが可能です。
乾燥する場所は苦手なので、直射日光が当たる場所は避け、適度に日が当たる場所に植えましょう。
北陸や東北地方の寒さが厳しい土地では冬越しが難しいので、鉢植えにしたほうがいいでしょう。
鉢植えには以下のメリットがあります。
- 管理場所を移動させられる
- 小さく育てられる
- 管理がしやすい
鉢植えは移動させられるので、寒さの厳しい時は室内に入れられます。
そのため、寒冷地域では暖かい時期は屋外で育て、寒い時期は屋内で育てれば栽培が可能です。
クチナシの木の育て方
温暖な地域では、クチナシの木は庭植えにされている方が多いでしょう。
寒さに弱いクチナシですが、鉢植えなら移動させられるので寒い地域でも栽培できます。
ここでは庭植え、鉢植え、それぞれの育て方について詳しく解説します。
庭植えで育てる
強い西日が当たる場所は乾燥するため、避けましょう。
適度に日が当たる半日陰が最適です。
植え付け場所が決まったら、根鉢の2〜3倍の大きさの穴を堀り植え付けます。
腐葉土や堆肥を加えるといいでしょう。
クチナシの苗木を購入する場合は、葉が青々とよく茂り、しっかりとした木を選びましょう。
水はたっぷりとやり、水切れしないようにします。
肥料は元肥として緩効性肥料を混ぜ込むとよいでしょう。
2月と8月に1回ずつ同様の肥料を与えます。
鉢植えで育てる
夏は直射日光の当たらない場所で、それ以外の季節はできるだけ日当たりのいい場所に置いて育てます。
クチナシの苗を植えるのに適した時期は4〜6月、または9〜10月です。
寒冷地では、暖かくなってきたころにおこないましょう。
根詰まりを防ぐために、根鉢よりも一回り大きくて深さのある鉢を用意します。
通気性と保湿性に優れた土にするために、腐葉土を混ぜるのがおすすめです。
水やりは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
根づくまでは、倒れないように支柱を立てておくとよいでしょう。
また、クチナシは常緑低木なので、根が大きく育ちます。
鉢の中で根が大きく育ってしまうと、根詰まりをおこして、枯れやすくなります。
そのため、2〜3年に1回は一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えは、寒さが厳しい冬以外であればいつでも大丈夫です。
挿し木と株分け
クチナシの木は挿し木と株分けで増やせます。
それぞれの手順を説明します。
挿し木
挿し木は枝だけになるので乾燥しやすくなります。
そのため、5〜7月の湿度の高い時期におこなうのがおすすめです。
花が咲いている時期でもありますので、花が咲き終わった頃が最適です。
花が咲き終わったら、樹形を整える剪定をして、切った枝を挿し木にするといいでしょう。
挿し木には、以下のものを用意しましょう。
- 清潔なナイフ
- 市販の挿し木用土
- 挿し床(鉢、プランター、トレーなど)
手順は以下の通りです。
- 今年伸びた枝の中から、元気なものを選んで10cm程度の長さにカットします。
- 1時間ほど吸水させます。
- 葉を半分に切り、土に挿します。
植物は葉で光合成することで養分を作り、成長します。
発根するためには葉が必要ですが、大きすぎると水を吸収できないため枯れてしまいます。
そのため、葉を半分の大きさにカットしましょう。
そうすることで、葉が枯れることなく光合成をして発根を促進します。
挿したら明るい日陰に置き、土が乾かないように、毎日水を与えます。
1か月くらいで根が出てくるので、鉢や地植えに植え替えましょう。
株分け
株分けとは、ある程度成長した植物の株を割って増やす方法です。
クチナシの種類では、枝が地を這って発根するコクチナシが株分けに向いています。
次のものを用意します。
- 清潔なナイフ
- 用土
- 鉢
手順は以下の通りです。
- 株を取り出し、根をほぐす
- ナイフで根元から2つに分ける
- 植え付け時と同じ用土に植える
土は植え付けたものと同じ土がよいでしょう。
植えたらたっぷりと水をやり、半日陰で管理します。
クチナシの木の剪定時期
花が咲き終わった7月頃に剪定をします。
クチナシの木は花の開花と同時に花の下に葉芽が伸びてきます。
その先端に翌年の花芽が付くため、花芽がよくわかる開花後に剪定するのがいいでしょう。
また新芽が生えてくる時期は虫が出やすいため、害虫予防の点でも7月に剪定するのがおすすめです。
クチナシの木の剪定方法
クチナシの木はあまり大きくならずに樹形も自然と整います。
花を楽しむためには、枝を切り落としすぎないことが大切です。
剪定しすぎると、翌年の開花が減ってしまう可能性があるからです。
ここでは、庭植えと鉢植えのそれぞれの剪定方法について詳しく解説します。
庭植えの剪定方法
不自然に飛び出している枝や、重なっている枝を取り除き、好きな形に整えましょう。
どこを切ったらいいかわからないと迷ったときは以下の枝を探してみましょう。
- 込み合っている枝
- 不自然に飛び出している枝
- 樹形を乱している枝
- 普通の枝よりも勢いよく長く伸びている新しい枝(徒長枝とちょうしと呼ばれます)
上記のような枝は、積極的に切るようにします。
徒長枝(とちょうし)と呼ばれる枝は、花芽が付きにくく、樹形を乱すので切り落としましょう。
ある程度の通気性と日当たりを確保できればいいので、花芽を落としすぎないように剪定することが大切です。
花が咲き終わったら、こまめに花がら摘みをおこないます。
花がらに養分をとられないようにするためです。
そのとき、花の下の新芽を切り取らないよう注意しましょう。
新芽のすぐ上を切るようにすると、翌年また花を楽しめます。
鉢植えの剪定方法
鉢植えの場合でも、枝が込み入ってくると剪定が必要です。
5〜6月に大きく育ち、根元に日が当たらなくなる場合があります。
鉢植えの場合は、庭植えに比べて土が少ないので栄養がいきわたりにくいです。
日が当たらないと枯れる恐れがあるので、日当たりをよくするために、込み入った枝を適度に剪定しましょう。
クチナシの木の花が咲かない原因と対処法
クチナシの花が咲かない、または花が少ない原因は以下の2つが考えられます。
- 根詰まりをおこしている
- 病気になっている
次で詳しく解説します。
根詰まりと対処法
鉢植えで育てている場合は、根詰まりが考えられます。
根詰まりを防ぐために、根鉢よりも一回り大きくて深さのある鉢に植え替えます。
2〜3年に1回は一回り大きな鉢に植え替えることが大切です。
また植え替え時に土をすべて落としてしまうと生育が悪くなり枯れる可能性もあるため、根の周りの土は落とさず残したまま、植え替えます。
根を傷つけないように気をつけましょう。
病気とその対処法
クチナシの木がかかりやすい病気は、主に以下の4つです。
- 褐色円星病(かっしょくまるぼしびょう)
- さび病
- 黒星病(黒点病)
- すす病
以下でそれぞれの病気と対処法について詳しく解説します。
褐色円星病(かっしょくまるぼしびょう)
最初は5ミリほどの小さな斑点ですが、多数の斑点が重なり大きくなり葉を枯らします。
高温多湿の環境で発症しやすく、最悪の場合は枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
症状が現れた葉はすぐに摘み取り、落ち葉であっても胞子の飛び散りを防ぐために必ず取り除きます。
さび病
葉に小さな褐色の斑点が現れ、葉の裏側に黄色の粉状のものが付着します。
症状が重い場合は、葉全体をさび状粉が覆い、葉が巻きあがるようにして枯れます。
風通しをよくして、過湿に注意することが大切です。
黒星病(黒点病)
葉っぱや茎に小さな黒い斑点が現れるので、「黒点病」とも呼ばれます。
黒い斑点は、株全体へと広がっていき、葉が黄色く変色して枯れ落ちます。
感染力が強いので、枯れてしまうこともあります。
定期的に殺菌剤を散布するのが予防に効果的です。
すす病
黒っぽいすすのようなものが葉に付着します。
根本的な原因となる害虫の駆除が予防に役立ちます。
クチナシの木のお手入れ方法
クチナシの木は半日陰の場所でもよく育ち、手のかからない、育てやすい庭木です。
適度に日の当たる場所なら、特にお手入れは必要ありません。
樹形は自然に整うため、広い場所なら特に剪定しなくても大丈夫です。
ただし、クチナシの木は常緑広葉樹であるため落葉しません。
そのため茂りすぎると日当たりや通気性が悪くなります。
病気の原因にもなりますので、このような場合には適度に剪定しましょう。
クチナシの木の剪定を剪定業者に依頼する場合
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クチナシの木の剪定費用相場
専門業者に頼む場合は、費用が気になるところですね。
料金の決め方は、業者によりさまざまで、職人1人あたりで計算する場合や樹木1本で計算する場合があります。
職人1人あたりの日当 | 15,000円〜30,000円 |
低木(3メートル未満の樹木) | 2,500円~4,000円 |
中木(5メートル未満の樹木) | 5,000円~9,000円 |
高木(5メートル以上の樹木) | 13,000円~20,000円 |
引用:くらしのマーケット
樹木の高さで料金を決める場合は、低木、中木、高木にわかれます。
クチナシのような低い木であれば、3,000円程度が相場でしょう。
またクチナシは生垣として植えられている場合もありますね。
生垣の場合は以下の通りです。
1m未満(5平米) | 2,000円〜4,000円 |
1m~2m未満(5平米) | 4,000円〜7,000円 |
2m~(5平米) | 6,000円〜1万円 |
3m以上 | 個別見積もり |
引用:くらしのマーケット
剪定業者の選び方4つのポイント
剪定業者がたくさんあって、どの業者を選んだらいいのかわからないとお悩みの方は、以下の4つのポイントを確認してください。
- 費用が明確に提示されているか
- コミュニケーションがスムーズか
- すぐに対応してくれるか
- 施工実績があるか
1つずつ、解説します。
費用が明確に提示されているか
サービス内容が一式としか記載されておらず、納得できない料金を支払わされることのないよう注意しましょう。
ホームページに「追加料金は発生しません」などと、明記されていると安心です。
コミュニケーションがスムーズか
剪定は専門的で、素人にはわからないことも多いです。
剪定に関する疑問点や、不安に思っていることに真摯に対応してくれるかどうかも重要なポイントです。
わからないことを質問して、それに誠実に答えてくれるような業者なら信頼できるでしょう。
わからないまま進めてしまって、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、相談しやすい業者を選びましょう。
すぐに対応してくれるか
剪定の時期は限られています。
「すぐに対応してもらえず機会を逃してしまった」なんてことにならないようにしたいものです。
そのため個人でしている職人ではなく、ある程度従業員のいる業者がいいでしょう。
施工実績があるか
いくら腕の良い職人さんがいても、施工例が提示されていないと不安になりますね。
ホームページの施工例を確認し、利用者の口コミなども参考にしましょう。
庭木の剪定、消毒、害虫対策、植栽など、どんなサービスを展開しているかを確認し、目的に合わせた業者を選びましょう。
剪定に関するご相談は御庭番ブログにお問い合わせください
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