バラの夏剪定|花がら摘みと返り咲きで秋バラを咲かせるコツ

春にたくさんの花を咲かせてくれたバラ。一番花(その年の最初の花)が終わると、「次は何をすればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

夏のバラのお手入れには、大きく分けて「花がら摘み」「夏剪定」の2つがあります。じつはこの2つ、やる時期も目的もまったく違います。順番を知っておくと、秋にもう一度きれいなバラ(秋バラ)を楽しめます。

この記事では、バラの咲き方タイプの見分け方から、今(6〜7月)やるべき花がら摘み、8月下旬〜9月上旬の夏剪定の切り方、そして夏の病害虫対策まで、まとめて解説します。

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🐱 松葉「師匠、春のバラが終わっちゃいました…もう今年は見られないんですか?さみしいです」

👴 松之助「まだ終わりではないぞ。夏に正しく手を入れれば、秋にもう一度咲く。『秋バラ』はまた格別じゃよ」

目次

まず確認:あなたのバラの「咲き方」3タイプ

夏のお手入れは、バラの咲き方のタイプによって変わります。まずは自分のバラがどれかを確認しましょう。

  • 四季咲き:春から秋まで、花がら摘みを繰り返すと40〜50日ごとに何度も咲く
  • 返り咲き(繰り返し咲き):春が中心だが、その後も夏〜秋にぽつぽつ咲く
  • 一季咲き:春に一度だけ咲く。夏に剪定しても秋には咲かない

つまり「秋バラを楽しむための夏剪定」が効くのは、主に四季咲きのバラです。一季咲きのバラは、夏は枯れ枝や混み合った枝を整理する程度で十分です。

🐱 松葉「うちのバラがどのタイプか分かりません…」

👴 松之助「品種名で調べるのが確実じゃ。分からなければ、春のあとも花が咲くかどうかをよく観察すればよい」

今すぐやるべきは「花がら摘み」(6〜7月)

バラの花がら摘み3つのポイント:しおれる前に摘む・5枚葉の上で切る・株の消耗を防いで次の花へ

一番花が終わったら、まず行うのが花がら摘み。花がら(咲き終わってしおれた花)をそのままにすると、種をつくろうとして株が消耗し、次の花が咲きにくくなります。早めに摘むことで、四季咲き・返り咲きのバラは次の花(二番花)に向かいます。

切る位置は「5枚葉の上」

バラの葉には、小さい葉が3枚そろった「3枚葉」と、5枚そろった「5枚葉」があります。花がらを切るときは、しっかりした5枚葉のすぐ上で切るのが基本。枝に5枚葉が3〜4個残るように切ると、丈夫な新しい枝が伸びて次の花がつきやすくなります。

四季咲きと一季咲きで少し違う

  • 四季咲き・返り咲き:5枚葉の上で切って、次の花を促す
  • 一季咲き:秋に咲かないので、花の部分だけ軽く摘んで見た目を整える程度でOK

🐱 松葉「花がらを残しておくと、株が疲れちゃうんですね。かわいそうで切れなかったです…」

👴 松之助「優しさが裏目じゃな。早めに摘んでやるのが、株のためなんじゃよ」

「夏剪定」は8月下旬〜9月上旬|秋バラを揃えて咲かせる

4コマ漫画:松之助が四季咲きバラは夏に切り戻すと秋に返り咲くと説明、松葉が自分も毛を切れば秋にフサフサ返り咲くか聞き、松之助が「お前は植物じゃない!」とツッコむ

花がら摘みとは別に、四季咲きのバラには「夏剪定」という作業があります。これは秋にきれいな花(秋バラ)を、時期を揃えて咲かせるための切り戻しです。

時期は「秋バラの開花から逆算して約50日前」

秋バラの開花は10月中旬ごろから。バラは剪定からおよそ50日で開花するため、逆算して8月下旬〜9月上旬に夏剪定を行います。暑さが少し和らぐこの時期が目安です。

夏剪定の切り方

  • 全体の高さの3分の1〜半分を目安に切り戻す
  • 切る位置は、外芽(株の外側を向いた芽)のある5枚葉のすぐ上
  • 枯れ枝・細い枝・内側に伸びた枝も整理して、風通しをよくする
バラの夏剪定の剪定前と剪定後:伸びて株姿が乱れたバラを、外芽の上で高さ3分の1ほど切り戻してコンパクトに整える

夏剪定は「必須」ではない

じつは、夏剪定をしなくても四季咲きのバラは秋に咲きます。夏剪定は「花の時期を揃えたい」「樹形をコンパクトに整えたい」という方向けの作業です。猛暑で株が弱っている場合は無理に強く切らず、軽めにとどめましょう。一季咲きのバラは、夏剪定の必要はありません。

🐱 松葉「えっ、切らなくても咲くなら、なんで切るんですか?」

👴 松之助「みんなで一斉に、形よく咲かせたいからじゃ。バラ園のあの見事な秋バラは、夏剪定で時期を揃えておるんじゃよ」

夏のバラの大敵:病気と害虫に注意

せっかく秋バラを目指しても、夏に株が弱ると花つきが悪くなります。とくに次の病害虫に注意しましょう。

つるバラやクレマチスと一緒に育てている方は、クレマチスの剪定方法もあわせてチェックしておくと、夏の庭づくりがはかどります。

また、バラと同じくアジサイハナミズキも、花後(開花後)すぐの手入れが翌シーズンの花を大きく左右する花木です。お庭にこれらの花木がある方は、あわせて参考にしてください。

🐱 松葉「秋にきれいなバラを咲かせるぞー!わたし、夏のあいだ毎日花がらを摘んで見回ります!」

👴 松之助「その意気じゃ。摘んだ花がらをつまみ食いするでないぞ。お前のことじゃからな」

バラの夏のお手入れをプロに任せるメリット

「品種が分からず切り方に自信がない」「株数が多くて手が回らない」「病害虫が出てしまった」——そんなときは、プロに相談すると安心です。

  • 品種に合った剪定:咲き方タイプを見極めて、適切な時期・位置で剪定
  • 秋バラの開花調整:見頃を揃えるプロの夏剪定
  • 病害虫もまとめてケア:黒星病・うどんこ病・害虫の対策を同時に
  • 株の体力に合わせた判断:弱った株は無理に切らない見極め

御庭番.comでは、川崎市・横浜市を中心に、バラを含む庭木の剪定・病害虫対策を承っております。

まとめ

  • ✓ 夏のバラは「花がら摘み」と「夏剪定」の2つ。時期も目的も違う
  • 今(6〜7月)は花がら摘み。しおれる前に5枚葉の上で切る
  • 夏剪定は8月下旬〜9月上旬。秋バラ開花から逆算して約50日前
  • ✓ 夏剪定が効くのは主に四季咲き。一季咲きは不要、必須でもない
  • 黒星病・うどんこ病・テッポウムシなど夏の病害虫にも注意

「うちのバラの切り方が分からない」「秋にきれいに咲かせたい」という方は、LINEで写真を送ってご相談ください。品種に合わせたお手入れをサポートします。

参考・出典

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