カイガラムシの駆除方法|幹の白い粒の正体と退治の時期

庭木の幹や枝に、白い粒や茶色い殻のようなものがこびりついていないでしょうか。葉がベタベタする、アリが木を這い上がっている――そんなサインがあれば、それはカイガラムシの可能性があります。

カイガラムシは樹液を吸って庭木を弱らせ、さらには「すす病」という黒いカビまで呼び込みます。放っておくと樹勢が衰え、最悪では枯れてしまうことも。

今回は、カイガラムシの見つけ方と時期別の正しい駆除方法を解説します。

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🐱 松葉「幹に白い粒がいっぱいついてるんですけど、これ何ですか?」

👴 松之助「それはカイガラムシじゃ。樹液を吸って木を弱らせる害虫じゃよ。放置するとすす病まで呼び込むぞ!」

目次

カイガラムシとは?見つけ方のサイン

カイガラムシは幹・枝・葉に寄生して樹液を吸う害虫。日本だけでも400種以上いて、白い粉状のもの、貝殻のような硬い殻、綿のような塊など、見た目は様々です。

  • 白い粒・茶色い殻:幹や枝の裏、葉の付け根にこびりつく
  • 葉がベタベタ:吸汁の排泄物(甘露)がつく
  • すす病:甘露に黒いカビが繁殖し、葉が黒く汚れる(光合成障害)
  • アリが行列:甘露を求めてアリが木を上り下りする

特に柑橘類・梅・桃・柿・バラ・サルスベリ・常緑低木などに発生しやすいです。同じ5〜7月に注意したい害虫としてテッポウムシ(カミキリムシ)もあわせてチェックしておきましょう。

駆除は「幼虫のうち」が勝負(5〜7月)

カイガラムシ駆除で最も重要なのが「時期」。成虫は殻やロウ物質で体を覆っているため薬剤が効きにくいですが、ふ化したばかりの幼虫(5月下旬〜7月頃に発生)は薬剤に弱いのです。

  • 幼虫期(5〜7月):殻がないため殺虫剤が効く。月2〜3回散布で8月頃にはいなくなる
  • 成虫(通年):薬剤が効きにくい。歯ブラシでこすり落とすか、剪定で枝ごと除去
  • 冬季:石灰硫黄合剤・マシン油剤で越冬卵・成虫を叩く

🐱 松葉「成虫だと薬が効かないんですね!」

👴 松之助「そうじゃ。5〜7月の幼虫のうちに叩くのが一番簡単じゃ。この時期を逃すと歯ブラシでこすり落とす根気勝負になるんじゃ」

カイガラムシ駆除5つの方法

カイガラムシ駆除5つの方法を図解、5〜7月の幼虫期が勝負という警告付きイラスト

① 幼虫期の殺虫剤散布(最も効果的)

5〜7月にオルトラン水和剤やベニカ系スプレーなどを月2〜3回、幹・枝・葉の裏まで丁寧に散布。かけ漏れがあると効かないので、ビショビショになるくらいが目安です。なおマシン油乳剤も有効ですが、高温期(30℃以上)の日中散布は薬害(落葉)が出やすいため、朝夕の涼しい時間帯に使うか、基本は冬の散布に回します。

⚠️ 注意:かつて定番だった「スプラサイド水和剤」(2023年製造中止)や「アクテリック乳剤」(2017年製造中止)は現在入手できません。上記の現行品を使いましょう。

② 歯ブラシでこすり落とす(成虫向け)

成虫は殻があるので、歯ブラシや竹べらで物理的にこすり落とします。樹皮を傷つけないよう優しく。水を張ったバケツを下に置いて、落ちた虫を回収しましょう。

③ 剪定で枝ごと除去

寄生がひどい枝は、剪定して枝ごと処分。これが最も確実で早い方法です。切り口から幼虫が再寄生しないよう、殺菌剤を塗布しておきましょう。

カイガラムシ駆除の作業前作業後比較写真:白い粒がついた幹から駆除後のきれいな幹へ

④ すす病の対策

黒く汚れた葉は光合成ができず弱ります。カイガラムシを駆除すれば新葉に入れ替わりますが、ひどい時は汚れた葉を取り除き、風通しを良くしましょう。

⑤ 予防:風通しと肥培管理

風通しが悪くホコリっぽい環境を好むため、透かし剪定でスッキリさせるのが予防の第一歩。健康的な木は害虫がつきにくいです。梅雨時期の蒸れ・病害虫対策は梅雨の庭木管理|蒸れ・病害虫を防ぐ5つのポイントで詳しく解説しています。

4コマ漫画:カイガラムシの駆除時期を松之助と松葉が解説

🐱 松葉「私も子供の頃は弱かったから、今のうちに退治…いや、鍛えてもらいます!」

👴 松之助「お前は害虫じゃない!!ジムへ行け!!」

プロに任せるべきケース

  • 高木で薬剤散布・こすり落としが困難
  • 寄生が全体に及んでおり、自分では手に負えない
  • すす病が深刻で樹勢が明らかに衰えている
  • 安全な薬剤選び・散布に不安がある

御庭番.comでは、川崎市・横浜市を中心に害虫駆除・消毒・剪定をセットで承っております。チャドクガなど他の害虫については「チャドクガの駆除方法」もご参照ください。

まとめ

  • ✓ 幹の白い粒・葉のベタつき・すす病はカイガラムシのサイン
  • 5〜7月の幼虫期に殺虫剤(オルトラン等)を月2〜3回散布が効果的
  • ✓ 成虫は歯ブラシでこすり落とす or 剪定で除去
  • ✓ スプラサイド(2023年)・アクテリック(2017年)は製造中止。現行薬剤を使用
  • ✓ 予防は風通し改善。高木・深刻な寄生はプロへ

「幹に変なものがついている」「葉が黒く汚れた」という方は、LINEで写真を送ってください。カイガラムシかどうかの判断から駆除方法までご案内します。

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