初心者の芝刈り機おすすめ7選：選び方や注意点も合わせて解説！

「お庭の手入れ、自分でしてみようと思うけれど、芝生の草刈りだけで大変」

「芝生の手入れから始めようと思うけれど、芝刈り機の種類がありすぎてよくわからない」

「芝刈り機、女性の力で操作できるものあるかしら」

自慢のお庭のお手入れをどのようにしたらよいか、お悩みではありませんか。

芝生には砂ぼこりや雨などによるぬかるみ防止の効果があります。

お庭の印象を左右する芝生をきれいに保ちたいですね。

こちらの記事では、芝のお手入れに欠かせない芝刈り機について「初心者の芝刈り機おすすめ7選」としてご紹介します。

選び方や注意点もあわせて解説します！

家庭用芝刈り機の動力には3つの種類がある

芝生が整えられているとお庭の印象が違います。

芝刈り機は、美しい芝生のあるお庭を保つのに必須の道具です。

芝刈り機と一言で言っても、「家庭用芝刈り機」をネット検索しただけでも多数出てきます。

多くの中から自分のお庭に合うタイプのものを選ぶため、まずは動力からご説明します。

動力とは、機械を動かすのに必要な力のことです。

家庭用芝刈り機の動力は大きく分けて次の3つがあります。

1つずつ解説します。

手動タイプ

手動タイプの動力は、人力です。

メリットとデメリットをご紹介します。

メリット

デメリット

手動タイプは労力を費やすので、コンパクトな狭いお庭向けです。

電動タイプ

電動タイプの動力は、電力です。

メリットとデメリットをご紹介します。

メリット

デメリット

電動タイプは、軽い力で長時間作業ができますので、少し広めのお庭向けです。

エンジンタイプ

エンジンタイプの動力は内蔵されたエンジンです。

メリットとデメリットをご紹介します。

メリット

デメリット

エンジンタイプは、アメリカのドラマに出てくるような、かなり大き目のお庭に向いています。

芝刈り機の刈り込み刃における3つの種類

ここまでで芝刈り機の動力について説明しました。

次は刈り込み刃についてお話しします。

どのような刃の種類を選ぶかも芝刈り機を選ぶポイントになりますので、順にみていきましょう。

リール式

リール式は、ドラム型にらせん状になった複数の刃物がついています。

それが縦方向に動き、ベッドナイフと呼ばれる固定の刃物とすり合わされて刈り取るタイプです。

簡単に言うと、ハサミのような仕組みです。

メリットとデメリット

メリット

デメリット

ロータリー式

ロータリー式は、ディスク状の刃が地面と水平に回転することにより芝を刈るタイプです。

メリットとデメリット

メリット

デメリット

バリカン式

バリカン式は2枚の刃が重なり、地面に水平にすべらせながら刈るタイプです。

メリットとデメリット

メリット

デメリット

バリカン式は広範囲の作業に向いていません。

その点から、補助的に使われることをおすすめします。

リール式やロータリー式の芝刈り機では刈りにくい壁際などの刈り込みがしやすく、併用すると芝のお手入れがしやすくなります。

初心者におすすめの芝刈り機の選び方3選

ここまでで芝刈り機の動力、刈り込み刃についてご説明しました。

次は選び方3選として選ぶポイント別に解説します。

動力源・場所で選ぶ

動力源には手動・電動・エンジンの3タイプがあります。

庭の広さ別に、どの動力を選ぶと良いかのポイントをご紹介します。

10坪以下の狭い庭、一般的な家庭用手動タイプがおすすめ

コンパクトなお庭には、一般的な家庭用手動タイプがおすすめです。

手動式は人力ですので、労力を費やします。

扱いやすさから考えると初心者さんには向いています。

小回りもきいて作業音も小さいのもメリットです。

3坪以下のお庭には、ハンディタイプで小型のバリカン式もおすすめです。

10~30坪の広さの庭は効率良く電動タイプがおすすめ

10〜30坪の広さの少し広めのお庭には、電動タイプがおすすめです。

手動式ですと、労力がかかりすぎ疲れて、芝刈りがしたくなくなる可能性も。

重量は手動式と比較するとありますが、作業時間が短く効率的に刈ることができます。

電動タイプはコード式とコードレス式（充電式）があります。

コード式であれば、作業時間が長くなっても安心です。

ただ、操作環境により電源が届かなかったり、コードが絡んだりすることがありますので、

注意が必要です。

コードレス式は、作業する場所を気にする必要はありません。

デメリットをあげるとすると、事前に充電を忘れると作業ができないこと。

あとは、充電時間を気にしながらの作業になる事がデメリットでしょうか。

30坪以上の広い庭にはエンジンタイプがおすすめ

30坪以上の広いお庭には、エンジンタイプがおすすめです。

芝刈り機に内蔵されているエンジンを動力にぐんぐん芝を刈れます。

ガソリンを使用し、刈幅も大きいので、広いお庭にはうってつけです。

以上のようなデメリットはありますが、近隣に配慮がそれほど必要がないお庭でしたら、作業効率は抜群なエンジンタイプをおすすめします。

刈幅・高さで選ぶ

刈幅は、芝刈り機が1度に刈ることができる芝の幅を指します。

家庭向けとうたっている芝刈り機では200㎜〜400㎜の刈幅の商品が多く販売されています。

高さは芝の高さ、長さを指し、刈高さ、刈り込み高さともいいます。

刈幅・高さで選ぶポイントをいくつかご紹介します。

初心者、女性向けの刈幅はどのくらいが良い？高さは？

初心者、女性向けの刈幅は、小回りがきくサイズかどうかで選ぶのが良いでしょう。

具体的にいうと刈幅300㎜〜400㎜のものがおすすめです。

刈幅が広くなると作業効率は良くなりますが、扱うときに負担が大きくなります。

つまり、広すぎず狭すぎずの刈り幅が初心者、女性向けです。

次に高さです。

刈高さは調整できる幅の広いものを選ぶと良いでしょう。

理由は、日本芝や西洋芝など芝の種類により適切な高さが異なるからです。

芝生は高さを2/3程残して刈るのが基本です。

残す理由は新葉が生える所まで切らないようにするためです。

新葉が育つ部分まで短く切ってしまうことを「軸刈り」といいます。

軸刈りをしてしまうと芝生の先が茶色くなり枯れてしまいます。

軸刈りをしないよう刈高さに注意しましょう。

刈る範囲が小さい入り組んだ場所はどうすれば良い？

刈る範囲が小さい入り組んだ場所は、刈幅が狭いものを選ぶのがポイントです。

詳しい数字を申し上げると、刈幅200㎜〜250㎜幅のタイプをおすすめします。

このサイズは小回りが利きやすいのが最大のメリットです。

刈幅200㎜〜250㎜幅のものでも刈りづらい、作業できない場合は、バリカンタイプのものも検討してみて下さい。

芝生バリカンは、狭い所や壁際など刈りにくい場所にも利用できます。

コードレス式、コード式とありますので、電源の有無やお庭の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

電動ロボット型は使いやすさ重視で選ぶ

引用：Amazon

お掃除ロボットのように芝刈りで利用できるロボット型も販売されています。

こちらの引用した商品でメリットとデメリットをお伝えします。

メリット	デメリット
毎日少しずつ刈るので、集草作業不要自動充電カーペットのような仕上がり 静音設計手入れしやすく水洗いOK	価格が高い

「作業時間をとられるのも疲れるのもイヤ！」

このような方には、使いやすいロボット型もおすすめです。

意外と忘れがちな芝刈り機を選ぶ3つのポイント

芝刈り機を選ぶポイントを動力・場所、刈幅・高さ、使いやすさに分けて説明しました。

意外と忘れがちな芝刈り機を選ぶポイントを3つご紹介します。

女性が扱いやすい重量を選ぼう

意外と忘れがちなのは、重量です。

機能に目が行きがちですが、操作する際にあまりに重いと作業したくなくなります。

市販の家庭用芝刈り機の重量は5〜6㎏の重さが多いです。

5㎏というと普段持つもので表すと、お米一袋分です。

力のない方、女性が扱うのに少し苦労する重さでしょうか。

芝刈り機の出し入れの際に持ち上げる必要があるでしょう。

また、手動式であれば、5〜6㎏の機械を押し続けなければなりません。

このような事を考え、自分にとって扱いやすい重量を選びましょう。

家庭で収納しやすい大きさの芝刈り機を選ぼう

収納しやすい大きさの芝刈り機を選ぶようにしましょう。

性能などに気を取られ、収納する場所を考えず購入すると、出したままに…ということになりかねません。

手動タイプの芝刈り機は、電動タイプに比べて軽量でコンパクトです。

最近では電動タイプの芝刈り機もコンパクトなものが販売されています。

ご家庭に合わせて、芝刈り機を収納する場所を考えて選びましょう。

メンテナンスのしやすさで選ぼう

見落としがちですが、メンテナンスのしやすさで選ぶのもポイントです。

なぜなら、芝刈り機は刃が劣ってくると性能が落ちます。

たとえば、刃のメンテナンスが必要な際は、芝刈り機を買い替える・刃を取り替える・刃研ぎをする方法があります。

刃を取り替えるのであれば、ロータリー式を選ぶと良いでしょう。

なぜなら、円盤型の刃一枚の交換で完了するからです。

刃研ぎをする場合は、刃研ぎ用レバーのついた芝刈り機もあるので、考慮にいれてみてください。

他にはご自分で道具を購入し研ぐ、メーカーの刃研ぎサービスを利用するなどがあります。

ご自身で刃研ぎする方法はYouTubeでも方法が調べられますので、こちらでは省きます。

人気メーカーの初心者おすすめ芝刈り機7選

人気メーカー以下3社の初心者おすすめ芝刈り機7選を解説します。

「キンボシ」のおすすめ芝刈り機

キンボシは刃物と園芸用品のプロとして100年以上の歴史がある会社です。

切れ味の良さに定評があります。

キンボシの芝刈り機おすすめ２選

ゴールデンスター手動式芝刈り機ハッピーディーモアーGSB-2000H

引用：Amazon

動力	手動
重量	5.7㎏
刈幅	200㎜

キンボシが特許をもつTKK方式の刃調整必要のない草刈り機です。

TKK方式とは、バネの力を利用して常に回転刃と受刃のすり合わせがベストの状態を保つものです。

軽量で持ち運びが便利な商品です。

ゴールデンスターハッピーファインモアー手動芝刈り機GFF-2500H

引用：Amazon

動力	手動
重量	9.31㎏
刈幅	250㎜

リール式5枚刃使用で切れ味抜群。

小回りが利く250㎜幅です。

重量があるのが難点。

「マキタ」のおすすめ芝刈り機

マキタは1915年に創業された愛知県の電動工具メーカーです。

電動工具ならではの電動タイプ芝刈り機のラインナップが豊富です。

マキタの芝刈り機おすすめ２選

マキタ電動芝刈り機（AC100V）リール式５枚刃・電源コード式MLM2851

引用：Amazon

動力	電動
重量	13.2㎏
刈幅	280㎜

リール式5枚刃の芝刈り機。

パワフルなモーター搭載で広いお庭も芝刈りがすすみます。

マキタ電動芝刈り機ロータリー刃・電源コード式　MLM2301

引用：Amazon

動力	電動
重量	10.1㎏
刈幅	230㎜

低価格でコストパフォーマンスが良い商品。

ハンドルの高さも調整可能。

「京セラ（旧リョービ）」のおすすめ芝刈り機

2018年にリョービを子会社化した京セラの芝刈り機は、手動・電動ともに種類が豊富です。

京セラ（リョービ）の芝刈り機おすすめ３選

電子芝刈り機リール式LM-2310　693750A

引用：Amazon

動力	電動
重量	9.1㎏
刈幅	230㎜

回転数を制御し、刈ムラを防いでくれます。

簡易刃研ぎ機能付き。

低騒音設計。

手動式芝刈り機HLM-3000　リール式　662000A

引用：Amazon

動力	手動
重量	6.5㎏
刈幅	300㎜

本体が軽く、扱いやすいタイプです。

刈幅が300㎜ありますので、芝刈り作業もはかどります。

バリカンAB-1620　キワ刈りガイド付き693951A

引用：Amazon

動力	電動
重量	990g
刈幅	160㎜

壁や刃を傷つけずに刈れるキワ刈りガイド付。

刈り取った芝を受け止めるグラスレシーバ付きで掃除が楽です。

初心者の芝刈り機おすすめ7選としてご紹介してきました。

さまざまなタイプの芝刈り機があります。

お庭の大きさや周囲の環境などを考慮して、ご自分に合った芝刈り機を選んでいただければと思います。

たくさんの中から選ぶのは、大変かと思いますが、記事が参考になると幸いです。