柑橘類の剪定方法:剪定時期や注意点を徹底解説!

柑橘類の剪定方法:剪定時期や注意点を徹底解説!

柑橘類の植物を好んで植えるという方もいるでしょう。

柑橘系は、花だけでなく実も楽しめるため、人気があります。

蜜柑や檸檬、グレープフルーツなど、柑橘系の植物は種類が豊富。

せっかく育てるなら、実がたくさん生るようにしたいですよね。

しかし、実が生るようにするには剪定も大切です。

本記事では、柑橘類の剪定方法や育てる上で注意したい点などをご紹介します。

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目次

柑橘類の剪定方法は樹齢で変わる

柑橘類の木の剪定方法は、苗を植えてから何年経っているかで変わってきます。

  • 1~3年目
  • 4年目~

間違えた方法で剪定をすると、実生りが悪くなるなどの影響も出てきます。

それぞれ解説します。

1〜3年目

まだ樹齢が若い時期の剪定の目的は、樹高の調節と成長の促進です。

柑橘類の木は、植えたその年に実を付けるわけではありません。

どちらかというと、樹形を整えたり、木を大きくするための期間になります。

植え付け~1年目

まずは、植え付け直後に地面から40cmくらいの主幹を切ります

「せっかく植えたのに、切っちゃうの?」

と思うかもしれませんが、この作業は「切り戻し」という剪定方法の1つ。

切り戻しをおこなうことで、切った部分から新しい枝が枝分かれして伸び、樹形が横に広がるため、高さを抑えることもできます。

そうすることで、実も低い位置に生りやすくなり、収穫もしやすくなります

木は切り戻しをおこなわないと、どんどん上に伸び、新しい枝も増えません。

伸びた枝を切るのはもったいないと思うかもしれませんが、今後の生長に必要な剪定ですので、思い切って切り戻しをおこないましょう。

2年目

2年目に入ると、1年目の時に切り戻しをした部分から太い枝が数本伸びてきます。

この枝が、今後木の主枝になる候補です。

伸びた枝から元気な枝を3本選び、他の枝は根元から切り取りましょう。

さらに、主枝にする枝の先端から3分の1くらいの箇所を切り戻します。

切り戻した枝からは「亜主枝」と呼ばれる新しい枝が伸び、樹形が横に広がります。

「亜主枝」は、のちに花芽を付ける大事な枝になります。

3年目

3年目にもなると、樹形も横に広がってきていることでしょう。

3年目は、2年目に伸びた亜主枝の中から数本選び、伸ばしていきます。

ここで亜主枝を選ぶポイントは、地面に平行な枝を選ぶこと

理由は、上に向かっている亜主枝は、上に伸びようと生長に栄養を使うため、実生りが良くありません。

そのため、樹勢の抑えられた、地面に平行な枝を選ぶのがおすすめです。

亜主枝は主枝1本につき、2〜3本を目安に選び、他は根元から切ってしまいましょう。

これでおおむねの樹形が完成したことになります。

4年目〜

樹形がおおむね完成した4年目以降は、実が生るようになります。

とはいっても、毎年たくさんの実が生るわけではありません。

柑橘類の木は「隔年結果」になりやすく、たくさん実が生った翌年は実があまり生りません。

そのため、剪定の方法が変わってきます。

前年実があまり生らなかった場合

前年実生りが悪かった場合、翌年は実がたくさん生ると予想されます。

花芽が付く春枝をしっかり伸ばすため、夏や秋に伸びた枝は強めに剪定しましょう。

そうすることで、春に伸びた枝にたくさんの花芽が付きます。

前年実がたくさん生った場合

実生りが良かった翌年は、実生りが悪くなると予想されます。

剪定は不要な枝を間引く程度に留めましょう。

間引く場合は、1本の枝につき元気な枝を2〜3本残し、他の細い枝や元気のない部分は根元から切り落とします。

そうすることで、翌年花芽の枝に栄養が行きやすくなります。

柑橘類の剪定時期は3月

柑橘類の木は、新芽が出る前の2月〜3月頃には剪定をしておきましょう。

柑橘類の木は、春に花芽を付けた枝が生長し、実がなる花芽を付けます。

そのため、剪定の時期を見誤ると花芽を付ける新芽ごと切ってしまう可能性があります。

また、この時期の剪定は実生りにも影響します。

夏や秋に伸びた不要な枝を切っておくことで、新芽にたくさんの栄養を与えることができます。

剪定をおこなったことで、日あたりや風通しも良くなり、生長を促進させる効果もありますので、剪定時期は見逃さないようにしましょう。

柑橘類の剪定道具

剪定道具

柑橘類の木を剪定するなら、その木に合った道具を使いたいものです。

では、どのような道具が使われているのでしょうか。

それぞれ見ていきましょう。

剪定用ハサミ

出典:Amazon

剪定用ハサミは、細い枝を剪定する際に使用します。

刃の形は、普通のハサミのように2枚の刃が合わさっている「バスタイプ」と受け側に刃が付いていない「アンビルタイプ」があります。

剪定用ハサミは

  • 自分の手のサイズ、利き手に合うか
  • 果樹用か細い枝用か
  • 錆や汚れに強いか
  • 使いやすさや安全性は問題ないか

などが選定基準になります。

切れ味が悪い剪定用ハサミを使用すると、断面から感染症を起こす場合もあるため、手入れをきちんと行なった上で使用するといいでしょう。

のこぎり

出典:モノタロウ

剪定用ハサミで切れない太い枝には、のこぎりを使用します。

剪定でよく使用されているのは、片手のこぎりです。

おすすめなのは写真のようなコンパクトなのこぎり。

柑橘類の木は枝が混み合うことが多く、そんな時に役に立ちます。

コンパクトな方が、保管場所にも困りません。

チェーンソー

出典:Amazon

剪定用ハサミやのこぎりでは切れない太い枝は、無理にのこぎりで切らず、チェーンソーを使用して切断します。

チェーンソーを選ぶポイントは、使いやすく軽量なものを選ぶことです。

チェーンソーは、伐採以外にも生垣・庭木の剪定にも使用できるため、用途は幅広いです。

しかし、どうしても場所を取るため、保管場所に困る場合は小型のものがおすすめです。

柑橘類の剪定における注意点

柘植 注意点

柑橘類の木は、育ってくると葉や枝が混みあいやすく、風通しが悪くなります。

特に、初夏の時期の5月~7月頃にかけて、外気温の上昇や梅雨の時期の影響で木が蒸れやすく、害虫被害を受けやすくなります。

そこで、注意しなくてはならないのが

  • アゲハ蝶の幼虫
  • アブラムシ
  • ハダニ

です。

定期的な剪定をおこなうことで、風通しが良くなり、蒸れや害虫から木を守ることにも繋がります。

ここでは、特に注意すべきアゲハ蝶の幼虫について解説をしていきます。

病害虫に強いが、アゲハ蝶に注意する

柑橘類の木は、比較的病害虫に強い傾向にあります。

しかし、柑橘類の木を好物にしている害虫も多く、特に気を付けるべきは「アゲハ蝶の幼虫」です。

アゲハ蝶の幼虫は、柑橘類の新葉が大好物。

アゲハ蝶の幼虫が発生してしまうと、葉を食害され、葉が激減してしまいます。

アゲハ蝶の駆除方法は以下のとおりです。

  • 割りばしで取除く
  • 殺虫剤を使用する
  • 防虫ネット

それぞれ解説します。

割りばしで取り除く

アゲハ蝶は、柑橘系の新芽に好んで卵を植え付けます。

とはいっても、卵は新芽に1つずつなので、大量発生するということはありません。

卵も、色は黄色味を帯びた小さなもので、肉眼でも確認することはできます。

しかし、生まれたばかりの幼虫や卵は小さいため、気付くのが遅れることも珍しくありません。

そのまま放置すると、葉が食害されてしまいますので、見つけた場合は、割りばしなどですぐに取り除きましょう。

殺虫剤を使用する

出典:Amazon

小さな卵を発見した場合は、他にも卵が生みつけられている可能性があるため、殺虫剤を使用します。

アゲハ蝶が産卵する時期を見計らって、事前に薬剤を撒いておくことで、産卵するのを防ぐ効果も期待できます。

選ぶポイントとしては、液状よりも顆粒状の薬剤の方がゆっくりと効いてくるため、持続性を求めるなら顆粒状がおすすめ。

殺虫剤は、近くのホームセンターや薬局でも手軽に購入できます。

ホームセンターの場合は、園芸担当の従業員に相談することで、おすすめの殺虫剤を教えてくれることもあります。

防虫ネットを使用する

出典:Amazon

「柑橘類の木に殺虫剤は使いたくない」

そんな方には、防虫ネットがおすすめです。

アゲハ蝶が飛び始める時期よりも前に、防虫ネットをかけることで産卵を未然に防ぐことができます。

ネットをかけることで、アゲハ蝶は葉に止まれないため産卵がしづらくなります。

アゲハ蝶の産卵時期は4月~11月頃なので、産卵時期は防虫ネットを使用した方がいいでしょう。

柑橘類の剪定後のお手入れ

橘類の木に限らずですが、剪定後はお手入れが必要になります。

特に、柑橘類は葉や枝が混みあいやすいため、多くの葉や枝を落とさなくてはなりません。

そのため、木に負担がかかりやすく、剪定後のお手入れは大切です。

剪定後は

  • 癒合剤を塗布する
  • 追肥する

ことを忘れないようにしましょう。

癒合剤を塗布する

出典:Amazon

剪定した枝は、そのままにすると細菌が入り、せっかく育てた木が病気になってしまうことがあります。

そのため、細菌の侵入を防ぐため癒合剤を切り口に塗布しましょう。

また、癒合剤には剪定した切り口の傷の治りを促進する効果も期待できます。

癒合剤は、私たちが怪我をした時に貼る絆創膏と同じ役割を担ってくれます。

塗布する作業は少し手間ですが、木を守るためだと思って根気よく塗りましょう。

追肥する

出典:モノタロウ

剪定後は、木を回復させるために養分を欲しているため、肥料も入れておきましょう。

追肥は、剪定後以外にも

  • 植え付け後
  • 小さな果実が見られる6月
  • 9月~10月

の時期に必要になります。

いずれも生長や実がつく時期などで養分を必要とする時期です。

忘れずに追肥をしましょう。

柑橘類の剪定は御庭番ブログにお任せください

柑橘類の木の剪定は、小さいうちは自分でできますが、大きくなると自分で剪定するのも難しくなってきます。

木の状態を見て「難しいな」と感じたら、プロにお任せした方がいい場合もあります。

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柑橘類お剪定料金の費用相場

柑橘類の木に限らず、庭木の剪定にかかる料金は料金体系が「日当・時給制」か「単価性」かによって大きく変わってきます。

また、依頼する方も分かりやすい表などの記載がないと頼みにくいものです。

庭木の剪定にかかる費用の相場は下記のとおりです。

剪定の種類木の高さ料金の相場
庭木の剪定の単価低木(高さ0~3m未満)2,500円~4,000円
中木(高さ3~5m未満)5,000円~9,000円
高木(高さ5~7m未満)13,000円~20,000円
植え込みの剪定1m未満(5平米)2,000円~4,000円
高さ1m以上個別見積り

参考:くらしのマーケット

高さや木の状態によっても、金額は変わってきます。

自分の必要なプランに合わせた剪定を選びましょう。

御庭番.comでは、金額でお客様が不安にならないよう、細かな料金設定を掲載しています。

出典:御庭番.com

上記の画像を見て頂くと分かるように、金額も相場より安く設定されており安心です。

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その他にも、庭木の状態で通常よりも枝葉が少なく、細い木の場合は最大50%オフまで割引をしてくれます。

支払い方法は

  • バーコード決済
  • コンビニ振り込み
  • 銀行振込
  • オンラインストア

から選べます。

支払いも自分の都合にあわせて払える設定です。

他にも、御庭番.comでは、仕上がりに納得がいかない場合は、作業に掛かった金額を全額返金保証を行っています。

「初めての業者で、仕上がりが不安」

「納得いかなかったらどうしよう」

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お庭番.comは、作業完了後にお客様に確認して頂いています。

ただし、全額返金保証は、初めての利用者に限られているため、注意しましょう。

剪定業者を選ぶ重要なポイント

剪定業者を選ぶポイントは

  • 依頼先
  • 料金体系
  • 資格の有無
  • 見積内容

が大切になります。

また、業者によっては得意な分野や料金設定も違ってくるため、自分のニーズに合った業者を選ぶ必要があります。

定期的に長い目で剪定の依頼をする場合は

  • 相談しやすい
  • 親身になって対応をしてくれる

といったことも依頼するポイントになります。

柑橘類の剪定方法とは:まとめ

柑橘類の木は、育て方こそ少し難しいところもありますが、花や実を楽しむことができるため、育てていて愛着が湧きます。

季節によっては、害虫や剪定など忙しくなりますが、手間でも、実が生ると可愛いものです。

自分で育てた果実を味わうのも、楽しいですよ。

本記事の剪定方法を参考に、柑橘系の木の栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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