植木の処分は業者に頼む?自分でもできる?方法から費用まで紹介

「植木の手入れが大変になってきたから手放したい」

「自分で捨てられるのか、どうやって捨てるのか」

「植木と一緒に土も捨てられるのか」

「どんな業者が扱っているのか」

「業者の選び方のコツはあるのか」

捨て方もどんな業者にお願いしたらいいのかも、よくわからないため悩みますよね?

植木の処分は自分でする、または業者に依頼するにわかれます。

伐採や回収のプロである業者に頼むと、安心かつ手間がかかりません!

自分で処分する場合は労力が必要ですが、費用を抑えられるメリットがあります。

詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

植木の処分を業者に依頼する方法とは? 

植木の伐採や処分は業者に依頼すると、手間がなく自分の労力を使わずにすみますね。

では、どのような業者があるのか?

小さな植木、または高い大きな木もできるのか?

植木鉢1つでも回収してくれるのか?

上記のような疑問の答えやサービス内容をまとめています。

解体会社や造園会社

専門の解体会社や造園会社では、植木の伐採から処分まで一括して行っており安心して任せることができます。

伐採の資格を持つプロが安全に植木を伐採し、根っこを取り除く作業や後片付けもするからです。

自分で伐採や処分をするとなると、時間も準備も必要なため重労働ですよね。

プロに依頼すると、他にも以下のようなメリットがあります。

  • 自分の労力を使わないですむ
  • 近所の住民へ伐採作業について説明・挨拶をしてくれる
  • 低木(ツツジやユキヤナギなど)だけでなく高木(サクラやスギなど)も可能
  • 木の根を職人の技術で取り除くため、取り残しがない
  • 庭の芝生や他の植木を傷めないよう作業してくれる
  • 植木の伐採料金に、ごみの処分費用も含まれている会社もありお得

また、業者によって対応や費用に差があるため、何社か見積もりし比較をしましょう。

比較するときに確認する、主な項目を以下にまとめています。

  • 伐採~回収までの作業内容やオプション
  • 作業にかかる大まかな時間
  • 作業にくる職人の人数
  • 重機での作業が必要な場合は、重機の費用
  • 伐採した樹木を運搬する費用
  • 処分にかかる費用

以上のように、プロに頼むと植木の伐採はもちろん、近所への挨拶や後片付け、処分まで全てを任せることができます。

        

不用品回収会社

プランターや小さな植木ならば、不用品回収会社が対応しています。

ベランダや庭にある植木鉢1つから回収しており、気軽に依頼でき便利です。

以下の物やガーデニング用品を回収する業者もあります。

  • 土や枯葉
  • レンガ
  • ガーデニングのテーブルセット
  • 人工芝
  • 庭石
  • 肥料

植木鉢だけではなく上記のようなガーデニング用品の処分も必要な場合、まとめて回収してもらえるため助かりますね。

リサイクル会社

木の枝や幹、根っこのリサイクル処理に対応していて、業者によっては竹や竹の根っこも引き取り可能です。

自宅まで回収に来てくれる会社もあるため、車で持ち運びできない、または大量にあっても依頼できます。

回収された木は、チップや肥料に再利用されるため無駄がありません。

自分で伐採できるような小さな植木の場合は、リサイクル会社の利用も検討しましょう。

植木の処分を自分でする方法とは?  

小さな植木だから自分で処分してみようかな?と考えている人もいますよね。

  • 自分で伐採する方法
  • 処分する方法
  • 人に譲る方法

上記について詳しく紹介していきます。

処分場に持ち込む 

電動チェーンソーのように伐採する道具があると、自分で伐採し、車で処理場まで持っていき処分ができます。

労力は必要ですが回収を依頼するよりも、費用を低く抑えられてお財布にやさしいですね。

処分場によって受け入れている種類が異なるため、事前に確認しましょう。 

以上のように、DIYや庭の手入れで普段から木をカットする機会がある人は、植木を伐採し処分場に持ち込み処分もできます。

自治体によっては家庭ごみに出せる

自治体によっては、葉や低い木の枝なら可燃ごみとして捨てられる場合があります。

木や枝は直径10cm以下、長さは50cm以下など、条件は自治体によってさまざまです。

低い木でも大量にある、または人の背丈よりも高い木や太い枝は、粗大ごみとして出すため注意しましょう。

少量で自治体の条件に合う量の植木は、家庭ごみとして処分も可能です。

盆栽や低木なら人に譲る

小さな盆栽やツツジのような低木は、引き取り手がみつかることがあります。

せっかく育ててきた植木ですから処分せず、育てたい人に譲れたらうれしいですよね。

近所の人や友人などに植物を育てている人がいれば、相談し引き取ってくれることもあります。

周りに引き取り手がいないときは、インターネットでも引き取ってくれる人を探せますよ。

「ジモティー」や「ヤフオク」を利用すると無料で譲る、または値段をつけて販売も可能。

自宅まで取りに来てもらう、最寄り駅付近で受け渡しなど、希望の受け渡し方法で募集でき便利です。

以上のように、植木の処分をする前に、新たに植木を育ててくれる人がいないか探してみる選択肢もあります。

木材をフリマアプリで販売

DIYをしている人ならば電動ノコギリのような道具で木をカットし、フリマアプリで販売もできます。

DIYで家具を作る人やハンドメイドで使いたい人から需要がありますよ。

約300円から出品されていて、誰でも気軽に利用できます。

木をカットできて伐採した木が多くあるときは、フリマアプリでの販売も検討しましょう。

植木の処分費用はどれくらい?

業者に依頼するときも自分で処分するときも、やはり気になるのは費用です。

下記の一覧表を参考に、検討中の処分方法の金額についても確認してみましょう。

自分で処分する費用

植木が低木ならば、自分で処分すると費用が低くすみます。

以下に主な費用をまとめました。

処分方法費用
可燃ごみとして捨てる(少量)0円
粗大ごみとして捨てる1束200円前後~
処理場へ持ち込む10kgまで150円前後~
知人に譲る0円
インターネットを利用して人に譲る
(例:ジモティー、ヤフオク)
0円
または500円前後~販売
木材にしてフリマアプリで販売300円前後~販売

ごみの出し方や費用は自治体によって異なるため、確認してから捨てるようにしましょう。

直径や長さ、量が細かくルール化されているため注意が必要です。

また、伐採する道具を購入するなら別途、ノコギリ(1,000円〜)や電動チェーンソー(5,000円〜)の購入費用が発生します。

小さな植木で伐採する道具がある、体力に自信がある人は、自分で処分すると費用を抑えられますね。

自分で伐採するときは、必要な道具や注意点をまとめた以下の記事も参考にしてくださいね。

業者に依頼する費用

解体会社や造園会社のプロに依頼するとき、費用の相場は以下の表の通りです。

植木の高さ、業者の料金設定によって異なりますが、自宅の植木がどのぐらいの費用になりそうか参考の目安になります。

木を切る費用を以下にまとめています。

伐採費用
高さ金額
~3m未満3,000円~5,000円前後
3~5m未満15,000円~30,000円前後
5m以上40,000円前後~

木の根っこを取り除く費用を以下にまとめています。

伐根費用
直径金額
~30cm未満2,000円~15,000円前後
30~50cm未満15,000円~30,000円前後
50~80cm未満40,000円前後

別途、伐採した木や根っこの回収費用、重機の費用、運搬費がかかることもあります。

植木が何本もある場合は、割引プランを用意している会社もあります。

次に、不用品回収の業者では、植木鉢を1つにつき500円〜で回収してくれます。

植木鉢が大量にある場合は、軽トラックに詰める定額プランのある会社だとお得に処分できるでしょう。

上記をまとめると、植木の高さや量、業者のプランによって費用は変動します。

何社か見積もりを依頼し、処分したい植木や希望に適した業者を探しましょう。

植木処分の注意点とは?

植木を処分するときの注意点を4つ紹介します。

  • 土はゴミで出せない自治体もある
  • 伐採後の木はすぐ処分する
  • 梅雨の時期は避ける
  • 処分前にお祓いや供養を検討する

注意点を知っていると心配なく、植木の伐採や処分を進められます。

ぜひ大切に育ててきた木を、適切に手放せるようにしましょう。

土はごみで出せない自治体も

少量の土ならば、埋め立てごみまたは燃えるごみとして扱う自治体があります。

自治体によっては土をごみとして回収できないため、捨てられるかどうか事前に調べましょう。

ごみとして捨てられない場合は、園芸店やホームセンターに引き取ってもらう、または不用品回収会社に回収依頼します。

実施している自治体は少ないですが、東京都中央区のように区民を対象に土のリサイクルを受け付けている地域があります。

自治体やリサイクル会社で土のリサイクルをしていないか、一度確認してみましょう。

「土は自然のものだから公園や森に置いてくればいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

家庭で園芸用に使用した土は、肥料や農薬が混じっているため自然の生態系を崩す恐れがあるため、自宅の庭以外には撒かないようにしましょう。

さらに、土や石を自宅の庭以外に撒くことは、不法投棄になり法律違反になります。

必ず自治体のごみの出し方を守り、ごみとして出せない場合は土を回収してくれる会社で適切に処理してもらいましょう。

      

伐採後の木はすぐ処分する

伐採した木を庭に放置したままにすると、湿気を吸い腐りやすくなるためすぐに処分しましょう。

カビが発生しアレルギーの原因にもなるからです。

また、シロアリが腐った木に住みつき、自宅にまで被害がおよぶこともあります。

シロアリが住みつくと家の骨格である木材を食い荒らし、地震の際に倒壊しやすい家になってしまいます。

木の伐採は重労働ですが自分で処分する場合は、できるだけ早く処分しましょう。

業者に依頼する場合は伐採した日に、後片付けや回収もしてくれるため安心です。

梅雨の時期は避ける

小雨ならば伐採しても支障はないですが、大雨だと視界が悪く滑りやすくなるため大変危険です。

また、伐採した木が水分を吸ってしまい重く、幹や枝を切るのも運搬するのにも重労働になります。

秋や冬、天候のいい日など、空気が乾燥している日は、植木の伐採や回収に向いているでしょう。

自分で処分する場合も業者に依頼する場合も、ぜひ天候にも注意して植木を処分すると負担が少なくすみます。

処分前にお祓いや供養が必要か

日本では昔から木に「木霊(こだま)」と呼ばれる、神様や祖先の霊が宿るといわれています。

庭に植えられていた木を切ることは命を奪うことと捉えられており、木霊を鎮めるお祓いや供養が必要だと考えられているためです。

特に、家を建てた記念に植えた、子供や孫の誕生の記念に植えたなど、思い入れがある大切な植木は供養しておくと安心して手放せるでしょう。

業者によっては、お祓いや供養の費用も込みで伐採と回収をしてくれます。

植木への感謝とお別れの区切りとして、お祓いや供養についても検討してみましょう。

植木は処分も伐採も業者に頼むと負担が少ない

最後におさらいです。

植木の処分を自分でするときのポイントは5つあります。

  • 植木鉢または小さな植木である
  • 伐採する道具(ノコギリや電動チェーンソーなど)がある
  • 自治体のルールに従い、木や土を適切に処分する
  • リサイクル会社に回収依頼または持ち込む
  • 人に譲るときは引き取り手を探す
  • 労力と時間を使ってもかまわない

造園会社や不用品回収会社など、専門業者に依頼するポイントは7つです。

  • 植木鉢1つでも回収する不用品回収会社もある
  • 植木の高さに関わらず、造園会社や解体会社は対応できる
  • 伐採のみ自分でしてリサイクル会社に回収してもらう方法もある
  • 木や枝だけではなく、土や葉も回収
  • 造園会社や解体会社では、安全を第一に作業するから安心
  • プロが伐採や根っこを取り除き、庭の環境や土壌整備にも対応
  • 手間と時間をかけなくてすむ

以上のように、道具があり労力と時間をかけられる人は、自分で処分できるでしょう。

しかし、多くの人は道具や時間がない、または時間はあっても体力的に不安だなと感じる人も少なくないのではないでしょうか?

無理をせず専門業者のプロに頼むと、適切に処分しきれいに後片付けもしてくれます。

業者を選ぶときは、サービス内容や費用を明確に教えてくれるか、安心して任せられるプロかに注目して植木を処分しましょう。

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