草刈りを業者に依頼すると費用相場はどのくらい？費用の決まり方や内訳、費用を抑えるポイントをご紹介

庭や敷地の雑草処理で、以下のような悩みがありませんか？

「面倒な作業だから業者に依頼したいけど、いくらかかる？」

「依頼費用を少しでも節約したいけど、何か方法はある？」

草刈りを依頼できる業者はいくつか存在します。

業者によって料金設定の仕方が異なるため、料金表をみただけでは、実際に費用がどのくらい必要かは分かりにくいです。

依頼したい草刈りの費用を知るためには、複数の業者から見積りをとる必要があります。

また、業者に依頼はしたいけれど、かかる費用は少しでも節約したいですよね。

本記事では、草刈りを業者依頼するときの費用と内訳について解説し、費用を節約するポイントをご紹介します！

草刈り依頼の費用相場は業者によって異なる

草刈りを依頼できる業者はいくつかあり、業者によって、費用の決まり方・内訳・設定金額もさまざまです。

ここでは、草刈り業者と費用の詳細について解説します！

草刈りを依頼できる業者

草刈りが依頼できる業者は、以下の6つです。

業者の特徴もわかるようにまとめた表で、ご紹介します。

依頼できる業者	業者の特徴
除草の専門業者	草刈り・草むしり・芝刈りなどが専門の業者です。 除草のプロなので、専門的な技術・知識があり、経験も豊富です。
植木屋や庭師	庭木の剪定や伐採・芝刈りなど、庭に関する幅広い依頼ができる業者です。植物に関する知識と経験が豊富で、草刈り以外に、木の剪定、伐採・伐根などもまとめて依頼ができます。
便利屋	草刈りのみならず、日常生活のさまざまな困りごとを依頼できる業者です。
ホームセンター	一部のホームセンターでは、草刈り・庭木剪定などの作業を請け負ってくれます。また、草刈り機のレンタルもおこなっている場合もあります。
シルバー人材センター	シルバー人材センターは、高齢者に就業を受注・提供している公益法人で、地域によっては草刈りを依頼できます。
ハウスクリーニング業者	家の清掃をおこなう業者であり、草刈りも請け負ってもらえます。家の中など、他の掃除も一緒に依頼ができます。

除草の専門業者や、植木屋・庭師といった庭に関するプロであれば、雑草の扱いに慣れているのでスピーディーできれいに作業してもらえます。

除草・防草対策の相談や作業も依頼すれば、草刈り後のきれいな状態をできるだけ長く保てるため、長い目で見ると経済的です。

また、ホームセンターでは、草刈り機のレンタルをおこなっている店舗もあります。

自分で草刈りをするか悩んでいる人は、草刈りに関する以下の記事をぜひ参考にしてください！

草刈り費用の決まり方

草刈りの依頼費用は、業者によって決まり方が異なります。

以下に代表的な2つの基準をご紹介します。

基準	費用の一例	概要
作業面積	300円 / m2	面積を基準にしている業者は多いです。平坦な地面での価格となり、庭木の根のそばや傾斜などの不整地は、手作業となる場合が多く、価格が変動します。広い敷地や雑草の密度が多い場合は、面積が基準となる業者のほうがお得です。
作業時間	1,734円 / 1時間～	1人あたりの時間単価です。単価 × 作業時間 × 人数の計算となります。雑草の密度が薄い場合は、時間が基準となる業者がお得となるケースがあります。

参考：御庭番.com 

　　　公益社団法人長野シルバー人材センター単価表

また、上記のほかに、雑草の丈によって費用が変わる業者もあります。

たとえば、セイタカアワダチソウなどの丈が伸びやすい雑草は、丈の高さを見て費用が決まる場合があります。

見積りで実際の作業場所を見てもらえると、雑草の種類や丈の高さも分かるため、追加費用がかかる心配が減ります。

草刈り業者の費用相場

多くの業者では、作業面積を基準に料金設定をしているため、坪単位の費用相場を紹介します。

今回の費用相場は、以下の条件のもと、まとめています。

草刈り業者によって設定価格が異なるため、相場金額には幅があります。

また、紹介する相場はあくまでも目安なので、依頼の際は事前に業者見積りをとりましょう。

100坪の草刈り料金の費用相場  

100坪は約330m2、畳200枚分の広さです。

100坪の費用相場は、22,000〜99,000円と幅が広く、平均で約50,000円です。

安い料金表示の場合、雑草処理代や出張費・駐車場代などが含まれていなかったり、作業員が増えると金額が変わる可能性もあります。

200坪の草刈り料金の費用相場

200坪は約660m2、畳400枚分の広さです。

200坪の費用相場は、36,500〜220,000円、平均は約112,000円です。

作業面積が広くなると、雑草処分に必要なトラックの費用や人員も増えるため、見積りの詳細を確認しましょう。

300坪の草刈り料金の費用相場

300坪は約990m2、畳600枚分の広さです。

300坪の費用相場は、51,500〜330,000円、平均は約167,500円です。

300坪以上になると、別途相談が必要な場合が多いです。

費用も大きいため、業者との綿密な相談が望ましいです。

空き家草刈りの費用相場

居住の家と空き家で、見積りの取り方に大きな違いはありません。

たとえば、15坪の作業面積であれば、330円/m2の業者の場合、機械刈りのみだと約16,500円となります。

しかし、空き家の場合は草の丈が高くなっているケースが多くあり、その分費用がかかります。

また、庭木も放置されている状態であれば、スムーズな草刈りは難しいでしょう。

機械が使えず、手作業が必要となる可能性が高いため、居住の家や空地よりも金額が高くなる傾向があります。

以上を踏まえ、空き家の費用相場は、15坪で20,000〜30,000円のケースが多いです。

上記の相場には、処分費などのオプション費用を含んでいない可能性もあります。

さらに、空き家では近所トラブルを防ぐためにも、害虫駆除・雑草対策が別途必要になります。

管理が頻繁にできないからこそ、草刈り依頼のタイミングで、害虫駆除や雑草対策もできる業者を選ぶと良いでしょう。

草刈り費用の内訳

見積り金額の内訳には、どのような項目が含まれているでしょうか。

項目を知っておくと、見積りの内訳を確認するときに役立ちます。

ぜひ、以下の表を参考にしてください。

内訳項目	確認事項
草刈りの基本費用	費用の単価について、また手作業が含まれるか確認しましょう。
雑草の処分費	基本費用に含まれるかどうか、別途見積りの場合は金額と詳細を確認しましょう。
出張費	遠方の場合は出張費がかかる場合があり、そのほか業者が乗ってくる車の駐車場代が含まれるケースがあります。
道具の交換費	作業の途中で機械の部品を交換した場合に、交換費用がかかる場合があります。
除草対策費	雑草の発生を抑制して草刈りの頻度を減らすため、除草対策をおこなう場合は、別途費用がかかります。薬剤の種類によって、費用の変動があります。
防草対策費	雑草が生えてくるのを防ぐため防草シートを敷く場合は、施工面積に応じて別途費用がかかります。空き家など、手入れが行き届きにくい場所に敷くと効果的です。
砂利敷き	草刈り後に砂利を厚さ3cm以上敷くと、除草効果があります。庭の模様替えにもなり、見た目も整って見えます。敷く砂利の種類によって価格が変わります。

上記の項目で、作業に必要な分だけ費用がかかります。

また、業者によって基本費用に含まれる範囲が異なるため、見積りの時には必ず確認しましょう。

草刈り費用を節約する3つのポイント

草刈りを業者に依頼すれば、時間や労力をかけずに済みますが、費用はどうしてもかかります。

誰しも、できるだけ費用は節約したいですよね。

業者依頼の費用を少しでも節約したい人は、以下の3つのポイントをぜひ参考にしてください！

1つずつ詳しくご紹介します。

作業前にゴミや石などを除去しておく

作業を依頼する場所に、ゴミや石・小枝など、作業の妨げになるものが落ちていたら、あらかじめ除去しておきましょう。

業者は草刈り作業をしやすくするために、作業の前には石やゴミの除去をおこないます。

ゴミ拾いで時間を消費したり、予定外の作業が増えたりすると、追加出費につながる場合があります。

また、機械で草刈りをする場合、小石などが原因で部品の交換や機械故障を招く可能性があります。

草刈りの機械に石があたって飛んでしまったら、ガラスや車などを傷つけるリスクもあります。

事前に掃除をしておくと、業者はスムーズに作業がおこなえて、結果的に費用の節約につながります。

作業で出たゴミを自分で処分する

作業後の雑草処分に別途費用がかかる場合、処分を自分でおこなえば、費用を少し抑えられます。

雑草だけであれば一般廃棄物に分類され、可燃ごみとして処理できるケースが多いです。

ただし、自治体によって雑草処分のルールが異なるため、注意が必要です。

また、刈った雑草を放っておくと、悪臭や害虫を発生させる原因になります。

近所トラブルにならないよう、早めの処分が望ましいです。

自分で処分する予定ならば、居住地域の自治体に、前もって確認をしておきましょう。

複数の業者で見積りする

草刈りの依頼費用は、業者によって見積り内容や価格が異なるため、複数の業者で見積ると比較ができます。

複数の業者で比較すると、安さだけではなく、自分に合った業者を探せるメリットもあります。

自分の予算の中で、より信頼できる業者を選ぶために、複数業者の見積りをとるのがおすすめです。

草刈り業者選びの4つのポイント

複数の業者で見積りをとり、比較するために、選ぶときのポイントを押さえておきましょう。

草刈り業者選びのポイントは、以下の4つです。

ポイントを1つずつ解説します。

実績があり口コミの評判も良い

草刈り業者選びは、評判の良さを重視しましょう。

ホームページやSNSを所有している業者であれば、実績・サービス内容・会社概要などが、見積り前に確認できます。

また、口コミ情報はより具体的な情報を得る手段なので、あわせて確認しておくと安心です。

評判や口コミが良ければ、技術も対応も良い業者である可能性が高いでしょう。

無料相談ができる

草刈り業者は、見積りや相談を無料で請け負ってくれるところを選びましょう。

ほとんどの場合は無料で見積りが可能ですが、依頼する場所が遠方だと、別途見積り費用がかかる業者もあるため、注意が必要です。

費用を少しでも節約するために、無料で相談できる業者が良いでしょう。

問い合わせの対応が良い

問い合わせした時の対応も、業者選びの大切なポイントです。

評判がよい業者でも、見積り依頼や費用詳細を質問した時の対応が悪かったら、信頼はできない可能性があります。

業者を選ぶ際は、実際に相談してみて、信頼ができる業者を選んでください。

見積り内容を明確に提示してくれる

草刈り業者を選ぶとき、設定価格が明白であるかは、必ずチェックすべきポイントです。

業者の中には、ホームページに明確な料金を掲載していなかったり、質問をしても内訳を説明してくれなかったりするケースもあります。

見積り費用以外に、追加費用がかかる可能性があるのかを含めて、丁寧に説明してくれる業者を選んでください。

見積りに疑問があれば遠慮せずに質問し、きちんと納得してから業者を決めましょう。

まとめ

草刈りを依頼できる業者はいくつか存在し、業者によって費用設定の仕方が異なります。

複数の業者で見積りを比較すると、必要な費用の相場がわかるでしょう。

また、業者依頼の費用を少しでも節約するポイントは以下の3つです。

見積りの際は、業者を探すための以下のポイントを押さえましょう。

複数の業者見積りを比較し、安心して任せられるよう、信頼できる業者を探してください。