春にきれいな花を咲かせる準備。「寒肥（かんごえ）」ってなに？

12月に入り、川崎市宮前区も寒さが一段と厳しくなってきましたね。

冬の間、お庭の木々は葉を落とし、じっと静かに眠っているように見えます。「寒くて庭に出るのも億劫だし、水やりも控えめでいいから楽だわ」なんて思っていませんか？

実は、植物たちは見えない土の中で、春に向けて着々と準備を進めています。

この時期、庭木にとって最も大切な「食事」の時間があることをご存知でしょうか？
それが「寒肥（かんごえ）」です。

今回は、春に美しい花や元気な緑を楽しむために欠かせない「寒肥」について、シニア世代の方にも分かりやすく解説します。

春の花が変わる！「寒肥」が必要な3つの理由

寒肥とは、文字通り「寒い時期（12月〜2月）に与える肥料」のことです。なぜ、植物が休んでいる冬に肥料が必要なのでしょうか？

• 春の「芽出し」のエネルギーになる
  植物は春になると一気に芽吹き、花を咲かせます。この時、莫大なエネルギーを使います。冬の間に土に混ぜておくことで、暖かくなり根が動き出した瞬間に、すぐに栄養を吸収できるのです。
• ゆっくり効くから根に優しい
  寒肥には、分解されるのに時間がかかる有機質肥料（油かすや骨粉など）を使います。これらは土の中の微生物によってゆっくり分解され、春先から初夏にかけて、じわじわと長く効き続けます。
• 土壌改良（どじょうかいりょう）で土がふかふかに
  有機質肥料を土に混ぜ込むことで、土の中の微生物が活発になります。すると、カチカチだった土が団粒構造（だんりゅうこうぞう）と呼ばれる「水はけ・通気性の良いふかふかの土」に生まれ変わります。

自分でやってみよう！寒肥の方法

寒肥は、基本的に穴を掘って肥料を埋めるだけの作業です。ポイントを押さえれば、ご自身でもできますよ。

準備するもの

• 有機質肥料（油かす、骨粉、鶏糞など）
  ※ホームセンターで「寒肥用」としてブレンドされたものが便利です。
• スコップ（剣先スコップなど、しっかり掘れるもの）
• 棒や支柱（穴の位置を決めるため）

手順：どこに、どう埋める？

1. 場所を決める
   木の幹の真下ではなく、枝先の下あたり（樹冠ライン）を狙います。
   植物の根は、枝が広がっている範囲と同じくらい地下でも広がっています。水を吸う細かい根（細根）は先端にあるため、ここに肥料をあげるのが一番効果的です。

2. 穴を掘る
   深さ20〜30cm程度の穴を掘ります。木の大きさによりますが、周りに数カ所（2〜4カ所）掘ると良いでしょう（壺肥・つぼごえ）。
3. 肥料を入れる
   掘った穴に肥料を入れ、掘り出した土と軽く混ぜ合わせます。
4. 埋め戻す
   最後に土を被せて平らにします。肥料が表面に出ていると、匂いにつられて虫や動物が来ることがあるので、しっかり埋めましょう。

シニア世代が気をつけたい安全ポイント

単純な作業に見えますが、実は庭仕事の中で「穴掘り」はかなりの重労働です。無理をしないよう、以下の点に注意してください。

① 腰への負担は想像以上

硬い冬の地面にスコップを突き立て、土を持ち上げる動作は、腰に大きな負担がかかります。「今日は一本だけ」と決めて、少しずつ進めましょう。

② 足元の凍結に注意

宮前区の冬の朝は、霜柱が立ったり土が凍ったりすることがあります。ぬかるんで滑りやすくなっている場所での作業は避け、天気の良い、地面が乾いた日を選びましょう。

③ 暖かくしてヒートショック対策

寒い屋外での作業です。首元、手首、足首を冷やさない服装で。また、作業前には軽く屈伸などをして体をほぐしてから始めましょう。

「穴掘りはちょっと…」と思ったらプロに相談

「肥料の種類がわからない」「硬い土を掘る体力がない」「どの木にどれくらいあげればいいの？」

そんな不安がある方は、プロにお任せください。寒肥は一見地味な作業ですが、プロが行うと効果が違います。

御庭番.comに任せるメリット

• 最適な肥料を選定：木の種類（花木、果樹、常緑樹など）に合わせて、ベストな配合の肥料を施します。
• 土壌診断も兼ねて：穴を掘ることで土の状態（水はけや根の張り具合）を確認し、必要なら土壌改良も提案できます。
• 重労働からの解放：腰を痛める心配なく、暖かくしてお待ちいただくだけで、春の準備が整います。

御庭番.comのまとめ超割サービス

「せっかく頼むなら、寒肥と一緒に気になっていた木の剪定もしてほしい」

そんな方には、御庭番.comの「まとめ超割サービス」が絶対にお得です！

剪定10本以上で最大30%OFF！
さらに、通常は別途かかるゴミ処理料金もすべて込みになります。

寒肥で栄養をあげつつ、不要な枝を剪定して形を整えれば、春には最高のお庭になりますよ。

LINE見積もりサービスで簡単相談

「うちの庭だといくらかかる？」と思ったら、まずはLINEで写真をお送りください。

• 24時間受付中：思い立った時にいつでも送れます。
• 10%OFF特典：LINEからのお見積りで割引適用！
• 写真で簡単：庭全体の写真と、気になる木をパシャリと撮って送るだけ。

よくある質問（FAQ）

Q1: どんな木に寒肥をあげればいいですか？
A1: 特に春に花や実をつける木（ウメ、サクラ、ハナミズキ、果樹など）には効果絶大です。常緑樹や生垣にも有効です。

Q2: 化学肥料ではダメですか？
A2: 寒肥は冬の間に時間をかけて土壌を良くし、春に効かせるのが目的です。すぐに溶けてしまう即効性の化学肥料よりも、ゆっくり分解される有機質肥料が適しています。

Q3: 肥料の空き袋はどう捨てればいいですか？（川崎市宮前区）
A3: 使い切って汚れを落としたプラ製の袋は「プラスチック資源」として出せます。汚れがひどい場合は「普通ごみ」に出してください。

Q4: 寒肥をする時期を過ぎてしまったら？
A4: 2月を過ぎて暖かくなってきたら、有機質肥料ではなく「速効性のある化成肥料」に切り替えて「お礼肥（おれいごえ）」としてあげると良いでしょう。

Q5: 鉢植えの木にも寒肥は必要ですか？
A5: 鉢植えは土の量が少なく、冬に肥料をあげると根が傷む（肥料焼け）ことがあるため、基本的には不要です。3月の芽出しの頃にあげましょう。

まとめ

春にきれいな花を咲かせるには、冬の間の「寒肥」という下準備が欠かせません。

• 寒肥は12月〜2月の休眠期に行う
• ゆっくり効く有機質肥料を使う
• 枝先の下あたりに穴を掘って埋める

「自分で穴を掘るのは大変そう…」
「春に満開の花を見たいけど、やり方が合っているか不安」

そんな時は、無理をせず御庭番.comにご相談ください。
適切なお手入れで、お客様のお庭が春に一番輝くよう、お手伝いさせていただきます。