庭木の剪定をおこなう際、剪定ばさみの他に剪定シートも必要不可欠。
剪定シートを使用した方が、効率よく作業ができます。
しかし、剪定シートも何でもいいわけではありません。
理由は、剪定シートの種類によっては作業が危険になったり、効率が悪くなったりするからです。
「そんなこといわれても、選び方なんて分からないよ」
「何でもいいんじゃないの?」
そう思う方もいるでしょう。
本記事では、剪定シートの選び方やおすすめ剪定シート、注意点などについて解説をしていきます。
間違った剪定シートを購入することも防げるので、最後までご覧ください!
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剪定シートが必要な理由
剪定シートが必要な理由は、簡単に言いますと「枝や葉の掃除を楽にするため」です。
剪定は、切った細かい枝や葉っぱが地面に散らばります。
地面には石や砂などがあり、散らばった枝や葉が地面の石や砂に混じってしまいます。
混じってしまった場合、枝や葉を取り除いて集めなくてはならないため、作業も一苦労です。
そこで役に立つのが剪定シートです。
剪定をする前に、剪定をする木の下にあらかじめ敷いておくことで、回収するのが格段に楽になります。
種類やサイズ、値段も豊富なので、自分の用途に合ったシートを探してみましょう。
剪定シートの選び方
ホームセンターなどに行くと、さまざまな剪定シートがあって悩みますよね。
メッシュのものがあったり、分厚いブルーシートがあったり、サイズも値段もいろいろあります。
正直どれがいいか分からなくなるのではないでしょうか。
用途に合ったものを選ぶ
剪定シートは、用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
邪魔にならないからと、小さなサイズを選んでしまうと、剪定した枝や葉が溢れてしまったり、何度も移動しなくてはならなかったりします。
大きすぎても、広げた時に場所を取りますし、収納する際にかさばります。
では、どのくらいのサイズが一番いいのでしょうか。
作業するために必要な剪定シートのサイズは、作業する場所の2倍ほどのサイズです。
購入する前に、剪定作業をする場所のサイズをあらかじめ測っておくと、サイズが分からなくてお店で悩む必要がありません。
また、最近では切り込みが既に入っているものもあります。
切れ目が入っているものは、植木を切れ目から入れ、作業する木を囲んで作業できます。
剪定の際は、木の隙間などに細かいゴミが入りやすく、掃除も大変。
しかし、切り込みが入っている剪定シートは、木を囲むように使用するため、くまなくカバーできます。
防水性能が高いものを選ぶ
剪定作業は外でおこなうため、急な雨にも対応できるように防水性が高いシートを選びましょう。
突然の雨で、シートが濡れてしまうと、重みも増しますし、作業もしにくくなります。
場合によっては、乾くまで作業ができないことも。
効率よく作業するために、濡れても対応できる防水性の高いシートを選びましょう。
持ち手がついているものを選ぶ
材質やサイズももちろんですが、機能性の高いシートも選ぶポイントになります。
剪定シートには、持ち運びがしやすいように、持ち手が付いているものがあります。
高儀 TAKAGI 落ち葉・剪定枝回収シート
引用:Amazon | 高儀 TAKAGI 落ち葉・剪定枝回収シート 1.5×1.5m | 園芸用はさみ
剪定した木や葉は少量であればいいですが、量を運びたい場合は持ち上げることも難しいため引きずって運搬することも。
その時に取っ手があれば、引きずりやすいですし、ビニールで手が滑ることもありません。
サイズだけではなく、片付けの際に運びやすいものを選ぶと、あと片付けも楽になります。
耐荷重量のあるものを選ぶ
大きな枝を剪定する際は、剪定シートに気を付けなければなりません。
理由は、剪定シートには耐えられる重さが決まっているからです。
もし、小さめのシートに大きな枝や大量の葉を入れれば、重さに耐えられず破けてしまったり、穴が開いたりしてしまう可能性も。
剪定シートには、あらかじめ耐重量が記載されている物もあります。
大きな枝を切る予定がある場合は、記載された表記を見て購入するか、あらかじめ厚みのあるシートを購入するといいでしょう。
剪定シートの種類
剪定シートは大きく分けると3種類あります。
- メッシュシート
- 園芸用シート
- ブルーシート
どれを使用しても問題はありませんが、使いやすいもの、自分の用途に合ったものを選ぶのが一番です。
価格もサイズもさまざまで、もし迷ったら価格や用途を見比べて購入するといいでしょう。
それぞれ分けて解説をしていきますので、あなたに合ったシートを探す参考にしてください。
メッシュシート
メッシュシートは、紹介する3種の中で安全性が高く、使用面でも優れています。
高い場所を剪定する場合に、脚立を使用する際にメッシュの選定シートを下に敷いても、滑りません。
また、メッシュなので雨が降っても水が通り抜けてしまうため、急な雨でも焦る必要もありません。
しかし、安全性や利便性を兼ね備えている分、紹介する3種類の中では価格が一番高いです。
価格相場としては、2メートル四方のもので4,000円くらいです。
園芸用シート
園芸用シートは、自宅で簡単に剪定をする人用になっているため、少しサイズが小さめです。
サイズが小さいため、管理も簡単。
また、園芸用シートは周囲のボタンを留めることで、トレー状にもなります。
剪定用だけではなく、園芸用に土いじりをする際にも使うことができます。
しかし、サイズはそこまで大判なものはないため、大きな木を剪定する場合には向きません。
主に、家庭の小さな木や家屋の観葉植物用向けです。
価格相場は、1メートル四方で1,500円程度。
あまり大きなサイズがないため、安いと思われがちですが、いろいろな使い方が可能なため少し高めに設定されています。
剪定用と考えるのであれば、少し割高かもしれません。
ブルーシート
価格重視なら、ブルーシートがおすすめです。
サイズも大判なものが多く、材質もしっかりしています。
また、防水加工もしっかりされているため、急な雨でも対応できます。
四隅にハトメが付いているものが多く、固定が可能なのもうれしいところ。
あんまり剪定をしないけど、シートが欲しい場合や、他の用途にも使いたいという方は、ブルーシートを選ぶといいでしょう。
値段も他の2種類と比べると安めで、2メートル四方で500円程度で購入できます。
おすすめシート3選
ここまで、剪定シートの選び方や剪定シートの種類を解説してきました。
ここでは、剪定シートのおすすめを3つ紹介します。
どれがいいか悩んでいる方は、先程紹介した剪定シートの選び方とあわせて、これから紹介する商品を候補にしてもいいかもしれません。
AINO(愛農)造園屋さんの回収ネット
AINO(愛農)造園屋さんの回収ネット
引用:造園やさんの回収ネットの通販 | ホームセンター コメリドットコム (komeri.com)
メッシュ素材で、風にあおられないため、剪定した際に出た枝や葉を散らかすことを防ぐことができます。
使用しやすいように、あえてハトメが施されていません。
剪定作業をする現場の職人からの声を聞きながら開発されており、使い勝手の良い商品の1つです。
TAKAGTI 落ち葉・剪定枝回収シート
TAKAGTI 落ち葉・剪定枝回収シート
引用:Amazon | 高儀 TAKAGI 落ち葉・剪定枝回収シート 1.5×1.5m | 園芸用はさみ
先程も紹介をしました、四隅に取っ手が付いたものになります。
運ぶのにも便利ですが、四隅を結び付けて風呂敷のように縛って使用することも可能です。
厚みもあるため、広げて剪定や掃除に出た葉を日干しして乾燥させる時にも使用できます。
土の感想やリサイクルにも役立つため、おすすめです。
萩原工業 #2500ホワイトシート
萩原工業 #2500ホワイトシート
引用:Amazon | 萩原 #2500 ホワイトシート 1.8x1.8m OS1818W | タープ・ブルーシート | 産業・研究開発用品 通販
ホワイトを使用することで、清潔感と採光性を持たせた商品です。
程良い厚みがあり、作りもしっかりしています。
白色なため、剪定以外にもキャンプや車の温度調整でも使用している方も。
ハトメも四隅についているため、風で飛ぶのを防ぐこともできます。
ただ、素材はブルーシートに似ているため、柔らかい素材を探している方には不向きです。
剪定シートを使うときの注意点
剪定シートは、剪定をした枝や葉の処分を効率よく行うためのものです。
効率が良くても、人の手で行うことに違いはないため、使用する際は注意が必要です。
用途に合ったシートを使用しないと、量が多ければ溢れることもありますし、破ける可能性もあります。
使用方法を間違えれば、近所に迷惑がかかることも。
剪定シートを使うときの注意点がいくつかありますので、それぞれ見ていきましょう。
剪定した枝は早めの処分をすること
剪定した枝や葉は、それぞれ自治体の処分方法を守って捨てなければなりません。
簡単な方法は、可燃ごみに出すこと。
可燃ごみに出すためには、切った枝をゴミ袋に詰めてまとめなくてはいけません。
大きな枝を剪定した場合、ゴミ袋に入るように細かく切らなくてはならず、手間がかかります。
剪定した枝を細かく切ってゴミ袋に入れる作業が、どうしても面倒な場合は、枝をまとめてゴミ処理場に持ち込む方法もあります。
金額は自治体によって異なりますが、高くても数百円で処分できます。
運ぶ手間は少し掛かりますが、剪定したごみをゴミの日まで放置しなくて済みます。
剪定した枝や葉を放置すると、害虫の住処になってしまい、近所から苦情に発展する場合もあるため、早めの処分を心がけましょう。
重い剪定シートは運ぶのが大変
剪定シートに入れるからといって、切った枝を全て運ぶのは、足腰に負担がかかるのでおすすめしません。
剪定シートに乗せるゴミは、自分が運べるだけの量を乗せるようにしましょう。
また、枝や葉は単体であれば軽いですが、それなりの量になれば思ったよりも重い場合も。
無理に詰め込んでしまうと、剪定シートの耐荷重量をオーバーしてしまい、運ぶ際に破れる原因にもなります。
無理に運ぼうとして、自分の体も痛め、剪定シートも破けることがないようにしましょう。
剪定の細かいゴミは集めるのが大変
剪定では、枝や葉だけではなく細かいゴミも出ます。
細かいゴミは、軽いため風で飛びやすく、剪定シートから飛んでしまいます。
大きくないため、放っておいても問題ないだろうと思いがちですが、風に飛ばされやすい分ご近所の庭に飛んで行ってしまったり、風の吹き溜まりに溜ったりしてしまいます。
剪定した木の種類によっては、ご近所や自分の庭の草木に悪影響を及ぼすこともありますし、吹き溜まりに溜った細かいゴミも、害虫の住処になることさえあります。
放っていて良いことはありません。
一番良い方法は、剪定をしながら細かいごみも一緒に掃除をすることです。
大変な作業ではありますが、ご近所トラブルにならないためにも、剪定の際は剪定シートにゴミを溜めたままにせず、剪定をするたびにゴミ袋に収納しましょう。
剪定シート選び方やおすすめ
剪定シートは用途や予算を考慮して、購入するシートを決めましょう。
例えば、
- 価格は安い方が良くて、大きな枝を切ったりたくさん枝を切るならブルーシート
- 雨が降っても足元が滑らないようにしたい、安全面重視の場合はメッシュの剪定シート
- あまり多くの枝は切らず、他の土いじりでも使用したいのであれば園芸用シート
というように、自分で剪定シートに「何を求めるか」をよく考えて購入しましょう。
外部の業者に依頼するのであれば、剪定シート選びで悩んだり、剪定した枝の処理で悩むような手間は掛かりません。
しかし、最近では自宅で過ごす人も増えています。
自分で剪定する場合は、好きな日、好きな時間にできるため予定も組みやすいです。
自分で剪定するのであれば、剪定シートは必須です。
本記事を参考にして、ぜひあなたに合った剪定シートを見つけて下さいね!
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